トップエッセイコースPC用 2009年(H21)7-12
担当者 弊社社長 益永

…時折の出来事や出会った人、感動した事柄について語ります

     
第6弾配信  (株)村上建設 村上会長のご講話  
第5弾配信  読書普及協会福井支部の講演会  
第4弾配信  講演依頼をお断わりしない理由  
第3弾配信  倫理研究所・津隈亮二さんの講話  
第2弾配信  株式会社芝寿し・梶谷社長ご講演  
第1弾配信  デキる女性オムキャスト木田社長
 
 
第6弾 (H21年9月20日配信)

【トップエッセイコース⑥ 担当:益永社長】

件名:(株)村上建設 村上会長のご講話


  村上さんは先月65歳になられたばかりです。生まれてすぐに母が亡くなり、母方の祖父母に預けられました。
  市役所に入ってから、3つの建設会社を渡り歩かれました。鯖江の建設会社に8年勤めてから、昭和53年に村上建設を創業。
  景気が良くて、仕事の方から舞い込んでくる状態でした。
  昭和61年に法人を立ち上げ、それまでは夫婦二人でやっていたわけですが、その後は公共事業にも手を広げようと無理をするようになりました。
  知らない間に累積赤字がたまっていったようです。
  当時1億5千万円の借金があり、貯金も5000万円ありましたので、差し引き1億円の借金であったのです。
  そんな時、知人に研修会に誘われました。渋っていたのですが、参加してみて、これが一つの大きな転機となりました。
  セミナーには一年半通い、経営理念が大切であることを学びました。
  先生に会って、会社の現状を話したところ、再生のためにプロジェクト・チームが結成されました。平成11年から自分も含めた3人で改革に取り組んできて、昨年で終了しました。
  10年後には無借金企業にしようとやってきて、あと2~3年でそうなれるところまできました。
  ただ、もう一つの大きな転機があったのです。
  それは平成17年2月27日(日)のことで、脳梗塞を発症してしまったのです。
  ちょうど新事業を興そうとして、まる1年経過した時のことで、すごい寒い日でした。

 町内会の懇親会で飲んで、相当に酔っていました。後片付けをして、夜9時半頃帰宅しました。
  左の肩が重たく感じ、かかりつけの病院へ行きました。丹南病院を紹介されて、行ったのですが、急患があり1時間位待っていました。
  宿直の先生は外科医で、「脳梗塞の疑いがあるので入院を」と言われました。
  6人部屋に入ったのですが、翌朝、目が覚めてトイレへ行こうとしても、足腰が全く立たないのです。
  1週間後からリハビリを開始し、車椅子に乗ってリハビリ室へ通いました。
  1ヶ月後に退院しましたが、自分で努力しないと直らない病気です。
  プールで歩行訓練をする時も、最初は倒れるのではないかと怖くてしょうがありませんでした。
  健康は時は、人は自分のことは全然わからないものだと思います。病になって、一歩でも前へ行くことが難しくなり、「ありがとう」と自然に出てくるようになりました。
  それまではワンマンでしたが、考え方が180度変わりました。家族にも挨拶をするようになりました。それゆえに、家族の雰囲気がとても変わりました。これまでの人生で2度の大きな転機がありましたが、それゆえに学べたことがとても多いのです。
  と、以上のようなお話がありました。

第5弾 (H21年9月5日配信)

【トップエッセイコース⑤ 担当:益永社長】

件名:読書普及協会福井支部の講演会

 8月2日(日)の夜放映されたフジテレビ系の番組「エチカの鏡」で紹介されたのは、東京の離れ、千葉県に近い篠崎で小さな書店を経営する清水克衛さんです。書店名はずばり、「読書のすすめ」。
  普通の書店は新刊本を一番いい場所に並べておくものですが、この書店では清水店長のメガネに適った本しか置いてありません。ですから、数年前か10年前に出された本ですらいい場所に置いてあります。
  来店者があると、そっと近づいていき、悩み事を聞き、それに合った本を紹介してしまうのです。ちょっと普通の本屋さんではあり得ません。
  当初は気持ち悪がられたそうですが、本を読むことによって悩み事に対するヒントが得られると、徐々に口コミで来客が増えてきたのだそうです。
  今では、あの斉藤一人さんをはじめ、全国からお客さんが来る繁盛店になってしまいました。
  さて、そんな清水さんのお話の要旨は… 

  人には人間関係の悩みが多い。共通していることは、他人は絶対に変えられないということ。これは昔から言われていることだが、変えようとした時に悩みとなる。やはり、自分が変わるしかなく、自分を磨くしかない。
  心に上・中・下があるとすれば、生まれて8歳になるまでは「我れが、我れが」で、自分中心のエゴ丸出しであり、下だ。それが中になるためには、畏敬の念を持ったり、尊敬する人を持つことが大事だ。それでマネをしたり、努力をしたりするようになる。
  心の上とは、全て自己責任。人のせいにしないこと。これが読書普及協会が目指していることだ。
  よく「100年に一度」とか言われているが、これも人のせいにしている言葉だ。
  あのテレビに出てから、電話が鳴り止まず、翌朝には大勢のお客さんが駆け付けて来てくれた。私の夢は「行列ができる本屋さん」だったから、とても嬉しかった。あれから一ヵ月経つが、今でも電話が一杯かかってくるし、悩みを抱えた人がやってくる。
  ただ、クレームのメールも来た。例えば「お前なんかはテレビに出るんじゃない!1405円振り込んだが、返せばかやろう!」とか。
  私は「ネタが来たぞ!」と思った。車で3時間かけて相手の家に行ったが、あいにく留守だったので、お金と一緒に「愛してます」と書いて手紙を置いていった。
  ちゃんとお金を届けたことが分かるように、携帯に留守電も入れておいた。
  このように、どうすれば面白くなるか、をいつも考えている。
  心の上になるためには、笑顔でなければいけない。顔は人のためについていて、自分のためではない。
  確かに朝から暗いニュースばかりだが、自分の機嫌は自分でとって、楽しくならなくては。笑顔にも訓練が必要だ。
  書店の近くに不味くて汚ないラーメン屋さんがある。でも、私が講演で宣伝するから、そこのご主人は「最近、全国から食べにくる」と言っている。たとえ不味くても、どうしたらそれを楽しめるかをいつも自分で挑戦している。
  昨年作った言葉だが、私は「NWB」と言っている。これは「泣かす」、「笑わかす」、「びっくりさせる」の略だ。レジでお金を頂いてから30秒経ってから、お茶かオロナミンCをお客さんの所に駆け寄って届けたりする。これがレジで渡すより感動を呼ぶ。
  人は笑っていたり、動いていたりすると悩みがなくなるものだ。
  人間は自分を認めてもらいたい存在だ。勧じょうのアクセルとブレーキを間違えてはいけないと思っている。

第4弾 (H21年8月20日配信)

【トップエッセイコース④ 担当:益永社長】

件名:講演依頼をお断わりしない理由

 外部でお話をする機会を与えられた場合、私は原則お断わりしないこととしていますが、その主な理由は次のようなことです。
  まずは、なんといっても準備をする段階が最高の学びとなるということです。
  人から厳しく指摘を受けると、素直に受け入れられないところが誰しもあるかと思います。それが、本を読んだり、こういった準備をしている過程で冷静に考えていると、時として自ら気づきを得ることができるのです(私の講演は失敗談や恥ずかしい話ばかりですし)。
  準備をする段階で、自分の考えをまとめることもできますし、まさに講演とは聞く側ではなく、する側にとっての「最高の学びの場」であると確信します。
  そのような機会を断わる理由はないと思うのです。
  二つ目の理由は、新たな出会いの場があるからです。
  営業とは「人と会うこと」だと思います。人と会わずして、会社に閉じこもっていて新たな展開は望めません。昨年の7月からトップセールスを強化しているのですが、とにかくこちらから出会いを求めていくようにしています。
  それは経営者が集まる会合に出席する理由でもありますし、講演を頼まれたら断わらない理由でもあります。ただ、残念ながら、私の場合は華々しい成功話ではなく、これまでの様々な失敗の中から学ばせて頂いた事柄しかお伝えできていません。
  社長に就任させて頂いて6年が経過しましたが、自らの未熟さや弱さから七転八倒の苦しみを味わってきました。自らを励まして、その後に社員を励ます日々でしたが、そういった生身の体験しかお伝えすることができません。
  失笑を買うような内容かもしれませんが、少しでも同じく悩み苦しんでいる人達に「希望」を持って頂ければ、そう思って話をさせて頂いています。
  残念ながら、成功談をお話できるようになるのは、はるか未来で(来ることを願って!)、まだまだ忍従の日々が続きそうなのです。

第3弾 (H21年8月5日配信)

【トップエッセイコース③ 担当:益永社長】

件名:倫理研究所・津隈亮二さんの講話

 末松とも子さんの著書によりますと、呼吸は穏やかで長くなるほど、体内に気が流れ始めるのだとか。背中を伸ばし、まず鼻からゆっくり息を吐き出す。十分に吐き出した後は、自然に息が入ってくる。吸い切ったら止めて、あごを引く。吸った息の二倍くらいの長さ息を止める。それからゆっくり最初に戻って、息を吐き出す。一人になって、自分の内なる声を聞くのだそうです。自分の問題を頭にインプットし、心の中で「もっとよい時に、よいことが起こりますように」と繰り返して瞑想を終わるのだそうです。
  津隈さんも深い呼吸というものを推奨されていました。
  また、津隈さんは今年の第81回春の選抜高校野球選手権大会で準優勝をしたのは花巻東高校。同じく今年の第58回全日本大学野球選手権大会で準優勝をしたのは富士大学であって、両校とも岩手県花巻市にあることを教えて頂きました。
  共通するのは教育方針で、野球を通して人間性を高めようとしている点だそうです。道具も徹底して手入れをするそうで、「寝ながらでもいいからしなさい!」と言われるのだとか。技術だけでなく、勝とうとする精神力も鍛えているそうです。
  例えば、井戸水を汲もうとしても、すぐには効果は現れない。でも、続けていれば水脈にぶち当たる。やり続けることが大切だと津隈さんは言われるのです。
  津隈さんは3つの「力」を強調されました。
  ①明朗力:すなわち明るい心で、暗い時は自分で灯りをつけることが肝要。例えば、朝、鏡に向かってニコッと笑ってみる。自分自身を褒めてみる。清掃、運動、あるいは明るい挨拶などなど、自分で工夫をする。
  ②感謝力:感謝の気持ちがなくなると、何のために掘っているのか見失ってしまう。植物でいうと根っこが大事で、感謝がないと枯れてします。プラスの言葉を発すことが大事。
  ③観力:近くにいる人は欠点が目についてくる。良いところは、見つけようとしなければ見えてこない。意識を向けることが大切。
  以上のようなお話がありました。

第2弾 (H21年7月20日配信)

【トップエッセイコース② 担当:益永社長】

件名:株式会社芝寿し・梶谷社長ご講演

 ㈱芝寿しさんは北陸三県で35の販売店を持っておられ、昨年度の売上高は37億円。15年間、毎年1億円を超える納税をされているということは、2億円もの利益を出しておられるということです。
  同社は52年前の昭和33年に、ご両親が創業。11回も商売を変えてきているため、朝、学校に行って、帰ってきたら商売が変わっていたということもあったそうです。そのご両親は共にご健在で、父96歳、母90歳。
  東芝の販売店をされていた頃、炊飯器を売るために実際にご飯を炊いてみせたそうです。出来上がったご飯を捨てるのはもったいないので、押し寿司にして売るようになったのが事業の始まり。当初は「東芝寿し」と命名していたそうですが、さすがに東芝側からクレームが来て、「東」を取って「芝寿し」に。
  梶谷社長は、著名になれば、名前もそれらしく聞こえるようになるものです、と。確かに。
  梶谷社長によれば、日本に会社の数は約470万社あれども、100年以上続いている会社は約3万社と。創業5年で、生き残るのは全体の15%。10年だと10%、30年だと2%、50年だと0.7%、100年だと0.3%だそう。つまり1000社の内3社。
  起業よりも守成が難しいと思ってきた梶谷社長ですが、三代目の長男(30歳)に事業継承しようとしている中、つくづく難しいと思っておられるようです。育ってきた環境が違うからです。梶谷社長が育たれた環境は、バナナや卵は貴重で、風邪をひいたらバナナがもらえるという時代だったと。創業者の背中を見て育ってきており、朝早くから働く姿を見てきたと。なんとか父母に布団で寝てもらいたいと思って継承したのだと言われるのです。
  喜んで仕事をしているのかどうかが大事で、それが事業継承の一番の秘訣だと。
  梶谷社長のご両親は寿しの商売はありがたい、とよく言っておられたのだそうです。確かに、現金商売であり、流行はあまり関係なく、在庫ももたなくていい。
  不況により、格安弁当(例えば300円割れ)のことが話題になっているが、商売がら原価が分かるから、それでいいのかなと思うと、言われるのです。
  「疾風に勁草を知る」という言葉を紹介され、それは、激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる、つまり、苦難にあってこそはじめてその人の強さがわかる、という意味だそうです。
  また、ふぐをトラックの水槽に入れて運ぶ時、数匹はどうしても途中で死んでしまうそうです。それを解消するために、いろんな事を試したそうですが、最終的に辿り着いた答えは、天敵を入れることだったそうです。ふぐの天敵であるカワハギや鰻を入れると、ふぐに緊張が走り、結果的に生命力が高まるのだそうです。
  人間も同じで、ぬるま湯に浸かっていては、どんどん楽な方に行ってしまう。今回の不況は自分を高めてくれる絶好のチャンスであると捉えたいということを話されていました。
  最後に、人は本を読むことによって磨かれることもあるが、なんと言っても人は人によって磨かれるのだと思う、と話されて講話を終えられました。
  その後、机や椅子を動かして、円陣になって座り、初めて参加した数名が自己紹介をされました。そして、梶谷社長が感想を述べられて散会となりました。

第1弾 (H21年7月5日配信)
【トップエッセイコース1 担当:弊社社長 益永】
件名:デキる女性オムキャスト木田社長

 
㈱オムキャストさんは女性を中心とした人材派遣会社で、役職員は全員女性。
  木田さんは地元大手企業を結婚退職後、商社で15年間経理を務められたそうです。8年前に人材派遣会社の営業になって、その後、支店長に就任。売上げを12倍にされたのだとか。女性が生涯働き続けることができるお手伝いすることを理念に、2005年41歳の時に㈱オムキャストを設立。
  フジサンケイビジネスアイ編著で、今年の4月に出版された『きらめく女性経営者32人』の中で紹介されたそうです!
  木田さんが言われるには、女性の人生には様々なイベントがあり(結婚、出産、そして育児)、社会復帰する際になかなか仕事が見つからないと。①社会から離れていたことと②年齢というハンデがあると。そんな女性を応援しようということで、今の会社を創業されたそうです。
  当初は知名度や実績や信頼がないことから、定期営業ができなかったそうです。朝から晩まで営業に回っていた木田さんが決まって聞かれたことは、「実績は?」、「取引先は?」。
  実績がないため、焦りと不安が交錯します。でもある日、電話が一本入ります。「来月、女性が辞めるので、お願いできないか?」と。
  木田さん曰く、営業で大切なものは①知識、②スキル、そして③姿勢(実践、行動)。
  最初は無料で紹介をしたのだそうです。「一度、使ってみて下さい」と言って。「ダメだったら諦めます」と。
  法人営業で大事なことは、①得意な営業先、営業エリア、法人規模に絞ること。②自分ラベリング、圧倒的なトンガリを創る。この分野は絶対に負けないというラベルを。③仕組みを作っていく。営業には、電話アポイント、飛び込み、メール、ファックス、紹介、ウェブサイト等があるが、一番大事なのは紹介。
  「紹介に命をかけた」と言われるのです。
  紹介をされるコツ3つは、①お客さんに直接頼む(タイミングが重要)、②キーマンにアプローチする(報連相が大事)、③紹介者にメリットが入り続ける仕組みを作る、ことだそうです。報連相とは、紹介先を訪問した際は必ず結果報告をすること。メリットとは、3ヵ月に1回でもいいから、「こういう取引をさせて頂きました」という感謝のハガキを出したり、年1回でいいから、ふるさと小包などにお礼の手紙を添えて送るとか。
  やっていはいけない営業とは、①商品説明ばかり、②仲良くなるだけが営業ではないということ、③ただお客さんから返事を待つこと(必ず自分から電話をする)、④自分の商品のことしか頭にないこと、そして⑤決裁者以外の人にアプローチすること(無駄な営業になってしまう)。
  では、どういった営業ならいいかは、①ヒアリングをする(8割お客さんがしゃべり、2割が営業)、②信頼をしっかり得て、正しい営業プロセスで行う(急いで営業しない)、③商品の知識、自社の優位性を勉強する、④営業活動を増やす、実行の習慣化、そして⑤顧客志向を忘れない、だそうです。
  成果=営業の質×営業の量×意識であり、契約が成立しなかった場合は、どこが悪かったのかノートに記録しておくと、次のステップになる。自分の弱みが見えてきたら、それを5W3Hにしておく。誰が反対したかは大事なことで、次に売り込むときはその人に接触を図る。
  木田さんは最後にこう述べられました。「私の信条は、夢は必ず叶うということです。思い続ければ、必ず叶う。途中であきらめてしまわない限り叶うと思います」と。
  ある方が木田さんと会った際にオーラを感じたと言っておられました。確かに、すごい女性だと思います。