FPコラム未来をつくる
お金の話
2026年4月28日証券
これまで日本では、低金利・デフレが長く続いてきました。
しかし今、その前提が大きく変わりつつあります。
金利や物価が上昇し、私たちの生活にも少しずつ影響が出始めています。
本シリーズでは、「金利のある世界」「インフレの時代」において、どのように資産と向き合うべきかを、分かりやすく解説していきます。
日本は長年、超低金利の環境にありました。
デフレの長期化により企業業績や賃金が伸び悩み、消費や設備投資が活発にならなかったためです。
そのため政府・日銀は、マイナス金利を含む金融緩和政策を続けてきました。
しかし、お金は十分に実体経済へは回らず、デフレ脱却には時間を要しました。
ところが現在、状況は大きく変化しています。
・エネルギーや食料価格の上昇
・経済活動の再開による人手不足
・賃金の上昇
こうした要因が重なり、インフレが進行しています。
さらに直近では、国際情勢の影響により原油価格が上昇し、ガソリン価格にも影響が出ています。
その結果、日本の長期金利(10年国債利回り)は上昇し、約30年ぶりの水準となりました。
金利の上昇は、住宅ローンなどの負担増につながる一方で、資産運用にとってはプラスの側面もあります。
物価上昇によりお金の価値が目減りする今、
インフレに負けない資産運用が、これまで以上に重要になっています。
これまでの“常識”だけでは、資産を守れない時代に入りつつあります。
では、「金利のある世界」では、どの資産を選ぶべきなのでしょうか。
実は、これまでの常識がそのまま通用しない場面も出てきています。
次回は、今の環境だからこそ押さえておきたい運用のポイントを解説します。
ますも証券 谷口 文康