FPコラム未来をつくる
お金の話
2026年7月16日証券
NISA(少額投資非課税制度)は、個人の資産形成を支援するために設けられた非課税制度です。2014年1月に開始され、2024年1月からは制度が大幅に拡充されました。制度改正への注目度も高く、その年の「新語・流行語大賞」の候補にも選ばれています。
すでにご利用の方も多いかと思いますが、今回は改めてNISA制度の魅力について整理してみたいと思います。
■制度の概要 ~どんどん使いやすい制度に進化しています~
通常、株式や投資信託などの運用で得た利益には約20%の税金がかかります。しかし、NISA口座で得た利益は非課税となります。
NISA口座には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、それぞれ対象商品や年間投資枠が定められています。また、生涯で利用できる非課税保有限度額も設定されています。
2024年の制度改正では、保有期間が恒久化されるとともに、年間投資枠や非課税保有限度額が拡充され、より利用しやすい制度となりました。※1


■制度利用のメリット ~たくさんのメリット!あらためておさらいです~
① 運用益が非課税となる
本来、株式や投資信託などの運用で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で得た売却益や配当金・分配金は非課税となります。
非課税となることで、運用得た利益をそのまま資産形成に活用できる点が大きなメリットです。※2

②複利的な効果が期待できる
複利とは、運用で得た利益を再び投資に回すことで、その利益にも新たな利益が生まれる仕組みです。
NISAでは運用益が非課税となるため、利益を効率よく再投資しやすく、長期間運用することで複利効果が期待できます。
下図は、毎月2万円を20年間積み立てた場合のシミュレーションです。非課税で年率3%で運用した場合と課税後の2.4%で運用した場合を比較すると、長期運用ではその差が大きくなることが分かります。

③分散投資
NISAでは、自分のライフプランに合わせて「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を組み合わせて利用できます。
特に、つみたて投資枠では金融庁の基準を満たした低コストの投資信託が対象となっており、毎月一定額積み立てることで時間の分散が図れます。
また、複数の地域や資産を投資対象とした商品を組み合わせることで、価格変動リスクを抑え、安定した資産形成を目指すことができます。※3

上記①~③に挙げたメリットから、長期的な資産形成により適した制度となっております。
■ご留意いただきたいこと
①投資対象商品に元本割れのリスクがある
NISAで投資できる商品は、株式や投資信託など価格が変動する金融商品です。そのため、市場環境によっては購入時より価格が下落し、元本割れとなる可能性があります。
また、現在の制度では個人向け国債や一般的な債券など、一部の商品はNISAの対象外となっています。

②損が発生した場合、課税口座との損益通算ができない
NISA口座で発生した損失は、特定口座や一般口座など課税口座で発生した利益と相殺(損益通算)することができません。
例えば、課税口座で10万円の利益があり、NISA口座で5万円の損失が発生した場合でも、課税対象となる利益は10万円のままとなります。

NISAは、運用益が非課税となる大きなメリットがある一方で、価格変動による元本割れなどのリスクがあることもご理解いただいたうえで、ご自身のライフプランや資産状況に合わせて、長期・積立・分散を基本とした資産形成に活用していくことが大切です。
当社では、NISA口座をご利用いただいたお客様を対象としたキャッシュバックキャンペーンを行っております(詳細はこちら)。この機会にぜひともご検討ください。
ますも証券 朝香 俊一
出典
(※1~※3) 金融庁ホームページより引用